この秋に国民それぞれにマイナンバーが付与され、12ケタでみなが管理されていくことになります。
もちろん、政府、自治体、さらには企業の福利厚生でも活用されることがわかっています。国民としてはそのマイナンバーの情報管理、つまりここには収入や家族構成、納税状況、居住地などがすべて詰まっているので悪用や情報漏えいがないようにしてほしいというのが何よりも大きな願いであります。
また、個人でも通知カードや個人番号カードを所有することになるわけですので、管理も大変です。
もちろん、財布に入れておいても構わないし、自宅のカギのかかる場所に保管しておくこともいいでしょう。しかし、今の政府や自治体からの情報では自治体での窓口手続き以外にどういった場面でマイナンバー、個人番号カードを利用する機会があるのかがはっきり把握することができません。
毎日クレジットカードやキャッシュカードのように利用する頻度であれば、財布に入れて持ち歩くことも検討すべきでしょう。しかし、利用頻度に応じては自宅に保管しておいて、必要に応じて持ち出すほうが無難だということになるでしょう。
いわば、印鑑と同じような扱いでしょうか。もちろん、この個人番号カードがあらゆる身分証明書として利用できることはわかっています。
だからこそ、持ち歩いて仮に紛失した場合のリスクはかなり大きいことも確かです。まず落としたり紛失した場合にはどこにどう届けるのか、悪用されないためにどうしたセーフガードがあるのか、再発行はどのように行うのかというパターンをしっかり政府からも示してほしいのです。今はメリットや情報漏えい対策ばかりが表に出ていますのでいかに細かいところまで実行まで情報が出てくるのか気になります。